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24話妃香里のきもち
風が無い。静寂な池がある。
水面は太陽に照らされてキラキラ反射してる。
眩しいくらいに。。。例えば、そんな感じにさあ
粋なり小さな石を投げたとする。
ポチャンッと音を鳴らして石は沈む。
石に刺激を受けた水面はきれいな輪を作って
やがてはまた静かなる水面へ。
何事も無かったよ? ってな位に。。
そんな感じ。。。
遡る事 小学校3年生位だったと思う。
あの頃はさあ。 7歳の時から出逢った憲一と
随分仲良くなって。。私は、けんちゃん けんちゃん云ってたなあ…。
その頃から人たらしは覚醒していた憲一。
魅力がある不思議な子。
頭が良くて、運動神経抜群。 私には彼が
キラキラキラキラ✨ してる光みたいな子。
私の中の温かな何かをいつも感じさせてくれる。、。 いつの間にかに憲一君に恋をしていた。
9歳頃の私がいた。
その日迄、、、、寂しいなんて気持ちが分からなかった。位に。
担任の 黒岩 璋子先生は、
「皆さあん! 今日からあ。新しいお友達を
紹介します。 皆さん!! 一緒に学びますよ〜。宜しくお願いします!」
その子は。 やや、くせっけな髪型を無造作ヘアアレンジにした。可愛らしい女の子だった。
「私は、黃桜 杏寿といいます。仲良くしてください。 お願いします。。」
ニコニコ笑顔がとても可愛らしい子だった。
その時、
黒岩先生
「皆さん。席替えをしまあす。
張り紙を見てください! 今回は、この順番で座ってくださああい」
生徒 「はああああああああああああい。🙋♀🙋♂」
私は窓際の一番前、隣は平聡太君だった。
憲一は、真ん中の列の一番後ろ、隣は杏寿ちゃん
杏寿「良かったああああああ。憲一で!?
宜しくね。」
憲一「 幸運だなあ?! 宜しくしてやるから早く馴れろよ。 笑笑笑」
憲一「 妃香里! 真実!!」
私を呼んだ憲一。
憲一「 杏寿! この子達は古い付き合いだから。」
妃香里「 あははは。こんにちは!私は
二階堂妃香里です。宜しくお願いします。」
真実 「こんにちは。今回、学級委員の、
朝倉真実です。宜しくね。」
杏寿「 あ。。。どうもでえす。。
憲一!! 今日は、憲一の所に帰るぅ。」
照れ屋さんかな。位に思ってた。。
杏寿ちゃんは兎に角憲一だったんだ。
ずーっと一緒。。
ある日
真紀=妃香里の母親
真紀「 憲一君に持って行ってよ。 これ、食べて。って話してきてね 」
田舎から送られてきた梨をお母さんに頼まれて
憲一の家に向かう。
袋に梨を入れて、持っていく。
素敵な門構えの中を入る。。。。
江ちゃん
「妃香里〜。重かっただろ?上がるか?」
江ちゃんはヤクザだけど私には優しいお兄ちゃんだ。
「お母さんからです!!皆さんで食べてね!!」
江ちゃん
「 ありがとう。 」
その時だった。
憲一「よお!妃香里〜。上がるか?」
杏寿ちゃんと手を繋いで玄関にやって来た憲一。
「 ううん。 今日は、お手伝いの日だから!
また明日ね。」
憲一「 気をつけて帰れよ。 」
杏寿「 またね。 憲一。行こうよ〜。」
「 失礼しまあす。 」
何となく、寂しい気持ちが生まれてゆく。。
弟を取られた気分だった。
それからかな。私は憲一とは余り話さなくなった。 杏寿ちゃんが、嫌がるのが何となく分かったからだ。
放課後学級日誌を書いていた。
真実が待っててくれていた。
「新しく、来た子。。。アタシ、苦手。。。」
真実が、突然に話し始めた。。。
私 「 何かあったの? 」
真実「 何もないよ。 何となくイヤな感じ」
この時は。 あ。そうゆう相手がいても仕方が無いよね? だった。
そこから数日経過した穏やかな昼休み。
聡太「妃香里ぃ。警泥やらない?」
平聡太君は明るくて楽しい男のこ。
あの時は、私の席の周りの子だけで遊んだんだ。
いつもなら聡太は憲一に声を掛けるけど、、、、
何となく、、察する。
私達は、男女合わせて8人で警泥をやってた。
聡太「正!真実!妃香里!こっちこっち!笑。」
きゃあきゃあ言いながら兎に角走る。
鬼は 山田太良君。かけっこ早かった。
一人一人がつかまる。
そんな楽しい時間を共有しチャイムがなる。
聡太「 放課後 遊ばね? 」
真実「 続きからやりたい。 」
何となく。仲間外れはする気はない。
ただ、楽しい時間を過ごせる相手と共有したかった。
憲一「妃香里! たまには、一緒に帰ろう?」
杏寿ちゃんは、凄く嫌だなあとゆう顔をした。
たまたま、聡太も杏寿をみた。。
思いっきり嫌だなあと感じる。。 圧が。。。
聡太「 憲一!! こ 今度な。。こんど!
妃香里は俺らと。 な? ひか。妃香里?!」
真実「 憲一君は杏寿ちゃんと居てあげな?
まだ、私達とは無理だよ。 そんな気がする。」
聡太「 真実!? 警泥の鬼は、じゃんけんな? な?!」
平良「よっしゃああ。 そうちゃん。
鬼は二人にしようなあ。じゃんけんな!!」
私達は、憲一を遠ざけた。
ここから 更に、 何かが 変わる
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