エピソード5

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エピソード5

桜 佳音 3週間前に家族から行方不明になっている という連絡があった。 連絡には朝学校に行ったきり 23時過ぎになっても帰ってこず 翌朝になっても帰ってきてないことから おかしいと思った母親が通報したという。 その連絡を受け 俺たちはは周辺の防犯カメラや学校の関係者に 事情聴取したところ 数名の生徒から 「大田君と一緒に歩いていた」 「大田と話してたよ」 と証言があった。 学校周辺の防犯カメラも調べたところ 制服姿の大田と桜さんが並んで歩いている ところを確認できた。 この有力証言、証拠をもとに目の前にいる 大田家に伺ったが 「ウチの子はそんなことしません!  お帰りください!二度とその面を見せない   で頂戴」 と母親が母性むき出しの歪んだ愛で 大田とコンタクト取るのは難しくなってしまった。 だがそれなら学校周辺に待ち伏せして 一人になったときに話を聴こうとしたのだが 勘付かれてしまったのか 大田が学校に登校する日は無く 家に引きこもってしまった。 また何度も何度も太田家のインターホンを 押しても反応は無く 桜さんの行方は分からずじまいで発展が 止まった。
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