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【 応募ぼぼぼ 】
悩んでいる場合ではなかった。時間が刻々と迫り、締め切り時間まであと残りわずか10分……。
俺は震える指で加工した『絵』をそのサイトにアップロードし、応募ボタンを押した……。
妻は寝ていて、まだこのことを知らない。知っているのは俺自身だけだ。
「とりあえず、締め切り時間には間に合った……。しかし、AIが判断するって、どんな風にするっていうんだ……」
応募はしてみたが、俺の中でまだ半信半疑。ただ、応募できたという安心感だけがあった。
――そんな時だ。あの通知が来たのは……。
『ピロン! おめでとうございます』
「な、何だ……。おめでとうございます……?」
俺は自分の目を疑った。だって、そうだろう。たった今、応募したばかり。そして、募集が締め切られたばかりだったから……。
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