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第八章
なかなかかけない。かいてもかいてもどんどん積もる。丁度、小石を積み、積んでは崩れ、また小石を積み、積んでは崩れ・・・
際限のない、エンドレスのドラマが始まったような気がした。気が遠くなる。誰も見ていない。たまに、脇を通る人がいても、みんな知らん顔。
「これが、現実だ」
でも、もうじいちゃんのような、転倒して怪我人がでるのは御免だ。どうせ、近所でどう思われているか知らないが、誰かがやらなきゃならないだろうよ・・・
くじけそうなる。重装備の自分の服装でも、寒さが手元にじんじん響いてくる。
負けそうになる。悔しい。
でも、やるしかない。どうせ、自分が雪を書いても、一人よがりで自己満足で終わってしまうかもしれないが・・・
自分の馬鹿さ加減に、愛想がつきそうなっていたその時・・・
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