過保護幼馴染の甘辛い恋愛指南

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 高校生にもなって添い寝だなんて!  顔を真っ赤にさせながらわめく俺に、和人はくくくと笑った。 「いいじゃないか。添い寝されながら寝ている崇彦、小さい頃と変わんなくて可愛かったよ。でも眠いのを我慢して起きようとして偉いな。昔はすぐ二度寝したのに、成長したね」  俺の顔は恥ずかしさと苛立ちでよりいっそう熱くなった。  絶対バカにしてる!けど、これ以上文句を言うと、今度は寝言がどうだったとか言ってきそうなので、ぐっと我慢する。  まったく、つらっとした顔でこんな皮肉を言いやがる和人を、今すぐ高宮委員長や理山先輩に見せてやりたい。 普段学校で見せてる澄ました態度とのあまりの違いにきっと驚くはずだ!
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