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「勃ってるよ」
わざと吐息まじりに囁かれて、耳のつけねがぞわりとなった。
「えっ?ええ?」
「朝勃ち。……久しぶりに、抜いてあげようか?」
「えっ……なに……っあ……!」」
抵抗する間もなく服の中に和人の手が滑り込んできて、俺のをぎゅっと握った。
「やっ……!なにすん……だっ」
「ね、固くなってる」
「や、離せ、よっ……!」
引き離そうとするが、手はゆっくりと上下し始める。痺れるような心地よい感覚が下半身に広がって……力が抜けて――。
「朝から……こんな……っ!」
「朝だからなるんだろ?」
「こんなっ……ヘンなこと……」
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