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「やだ……はな、して……!やだ……っ」
「そんな声出したら他に聞こえちゃうよ」
「やだ……っ、や……っ……!」
「崇彦」
息が止まるかと思うほど強く抱き締められた直後、腹に熱い液体を感じ、俺も一緒に精を吐き出した。
あのいやな臭いが鼻を掠める。
(こんなのヘンだ……!)
涙腺が緩むのを堪えながら、和人を胸の中でにらみ上げた。
和人は浅い息を整えながら俺を見下ろして、優しく微笑んだ。
「どうしたの?そんなかわいい顔して」
「……かわいいって、言うなっ」
「すっきりしたでしょ?」
「…………」
確かに下半身のもやもやは取れた気がしたので、首が振れなかった……。
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