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そう、俺は此の世のモノじゃあない奴が視える。
まあ、視えるだけではなく意思疎通も可能だ。
小学生の時、交通事故で死にかけた時があった。
病院で包帯を巻いた自分の姿を、上から眺めていた時には驚いた。
しばらくフワフワと回りをうろついていたが、外に出てみたくなった。
壁も人も素通りしていくのが面白くて、行ったり来たりしていたら、太陽の光のようなモノに引っ張られてしまった。
ヤバい!
そう思ったとき、
『まだだよ』
一瞬銀色の鱗に覆われた人でないものに腕を捕まれた!
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