飯をくえ

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 家に帰ってから、弥生は、学校で話のあった三者面談の用紙を手にしていた。  適役は影近だが、何せ、いつどこにいるかわからないのに頼めない。爺さん。いやだめだ。勝と穣も論外だった。残すは兄だが、弥生はため息を付いた。  神無兄さんは、学校あるし、そもそもあんな感じだ。  もう一人は、俺に興味ないしな。   弥生は、皐月の事は最初から除外していた。 「あー、もう!めんどくせぇ。」  弥生は更に不機嫌になった。お腹が空いている事に気付いた。すると、丁度下の台所から、夕飯の支度がされている様で、いい匂いがしてきた。作っているのは、あの台所係だ。  弥生は尚更に不機嫌になった。
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