ありがとう

1/1
前へ
/1ページ
次へ

ありがとう

キミは 捨てられていた 娘婿が拾ってきて 飼えないから 我が家にやってきた キミはツンな子で なかなか触らせてくれなかったね 自分から来るのは良いのに 私が触ろうとすると スッと逃げていたね 最後の日は ツンなキミが私の側から 離れなかった 触っても逃げなかったね でも 最後まで キミはなめてくれなかったね キミは 私の事を どう思っていたんだろう 最期は 大きなキミが だんだん小さくなって 私は 涙がとまらなかった もう 好きなだけ 好きな食べ物を 食べるんだよ 元のキミに戻り 虹の橋のたもとで 待っててね 私が行くまで
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加