猫に餌をあげた

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猫に餌をあげた

最初に戻ります。  ⭐︎例文⭐︎ 猫に餌をあげた。  ⭐︎例文終わり⭐︎ これを水増しすることに挑戦してみます。 とりあえず、「猫」と「餌」に単純に修飾語をつけます。  ⭐︎例文⭐︎ 10年前に拾った猫のニャミに、昨夜の夕食の残り物を、餌としてあげた。  ⭐︎例文終わり⭐︎ 猫に名前もつけときました。 あまり水増し感がない気がします。 餌をあげる前後の状況を新たに書き直してみます。  ⭐︎例文⭐︎  テレビゲームをしていたら、スマホからメールの着信音が聞こえた。キリが悪かったので、ゲーム終了まで続けた。それからメールの内容を確認する。母親からだった。ニャミに餌をあげて欲しいこと。餌は冷蔵庫に入っていること。それが書かれていたが、肝心の僕の餌については、書かれていなかった。  台所に行き、冷蔵庫を開ける。ニャミの餌はすぐにわかった。ニャミ用の容器に入ったいた。それを取り出し、いつもの場所に置いた。居間の端で寝転がって、まったり薄目を開けていたニャミは、すぐに気付いて、近づいてきた。  ぼくは自分の餌を作る事にした。棚を開けるとインスタントラーメンが入っていた。鍋に水を入れてコンロに置いて火をつけた。沸くまでの間にどんぶりと卵を用意する。台所からニャミの餌を食う姿を眺める。真剣そのものだ。猫に味はわかるのだろうか。わからないのだろうか。それを伝える術はないのだから、どちらでもよいのかもしれない。  ニャミを拾ってきたのは、家を出て一人暮らしをはじめた姉だった。みっつ上の姉は高校に入学したばかりだった。帰り道、たまたま、近所で産まれたばかりのニャミをかわいいからと、家族に相談なく、貰って、連れてきたのだ。入学祝いはいらないから、と父は説得されて、飼うことを了承したのだ。いつのまにか、姉よりも母親の方が、かわいがっていた。  お湯が沸いたので、袋から麺を取り出して、鍋に入れる。どんぶりにスープの素を入れて、また、ニャミを見た。  ⭐︎例文終わり⭐︎ 猫に餌をあげる前に何をしていた事にしようか? ゲーム。 とりあえず、母親から、餌あげろとメール来た事にしよう。 書いてるうちに、自分の餌がないことをふっと浮かんでそのまま記述。書いてしまったら、自分の餌を用意するなり書きたくなる。 何を作ろうか? まあ、インスタントラーメンが妥当かな。 ご飯作りながら、捨てカット的な、猫の説明を入れる。姉が拾ってきた云々です。で、現実に戻ってきて、飯の作成の続き。で、猫を見る。 こんな感じの思考でした。 この程度の一筆書きなら、なんとか書けるんですが、実際は、ここから、どう続けるのかーーそれが問題なんですよね。 ここからが、物を書くときの苦労なのでしょう、きっと。
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