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『うふふ、この大阪の街でわたしは暴れるわよ』
『エミーリ様大阪の街で暴れるなんてはしたないですよ』
『はしたなくてもいいのよ。お嬢様な生活には飽きたんだからね。お好み焼きや串カツをたらふく食べようかな。うふふ』
『エミーリ様……食事はお上品に召し上がってくださいませ』
『ふん、わたしお上品なんて忘れるんだからね。うふふふふ~』
わたしは満面の笑みを浮かべた。
「カット、オッケー。英美利ちゃん、最高の演技だったぞ」
監督の前原さんが笑顔を浮かべて言った。
「本当ですか? 良かった」
わたしもにっこりと笑い英美利スマイルを浮かべた。取り敢えずわたしらしい演技ができたかな。ホッとしたわたしは何気なく周りを見渡した。
すると、わたし達の撮影風景を見ている人達の中にあの子犬みたいな女の子がいた。
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