プロローグ

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その前に昨日買ったお菓子でも食べようかなとわたしは鞄の中からお菓子を取り出した。 うふふ、関西限定のたこ焼き味のプリングルス。このお菓子は楽しみで食べずに取っておいたのだ。どんな味なのかなと想像すると頬が緩む。 マヨネーズ味かなそれともソース味かな? わたしはワクワクしながらたこ焼き味のプリングルスの蓋を開けようとした。 その時、なぜかわたしの手からたこ焼き味のプリングルスの缶が離れコロコロと転がってしまった。 「あ、ちょっと待ってよ」 わたしは、地面をコロコロと転がるたこ焼き味のプリングルスの缶を追いかけた。 「待ってよ、待ってよ~」 プリングルスの缶はコロコロと地面を転がり続けるではないか。わたしは、そのコロコロと転がるプリングルスの缶を追いかけた。 その時……。
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