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新郎:和哉、新婦:朋樺
妻となる私、朋樺と夫となる和哉の出会いは、友達同士の飲み会だった。
和哉の友人と、私の友人とで飲み会を開き、そこで意気投合した私達は付き合うことになった。
和哉は見た目もクールで、少しナルシストなところはあるけど、筋肉質な胸板が厚く男らしい色気もあり、甘くとろけるような彼の囁きは、一瞬で私の全てを虜にした。
そんな誘惑的な響きだけでなく、彼から発せられる言葉はとても力強く魅力的で、頼りになる存在でもあった。
以前、ストーカーのように私に付きまとっていた彼の友人がいて、怖くなって和哉に話した時がある。その時は彼が話をつけてくれて、特に被害に合うということもなかった。
私の母とも仲がよく、二人で親への挨拶に行った日から母と気が合い、その日から母はいつも和哉の話をしてくる。
どうやら母は、すぐさま彼の魅力に惹きつけられたみたい。私よりも夢中になっていて、少し嫉妬してしまいそうになる。
和哉は会社でも頼りにされているらしく、同僚がミスした仕事の穴を自ら率先してカバーし、大きな失敗に至らなかったこともあると聞いた。
そんな彼に惹かれ、私はいつしか将来もずっと二人で同じ時を過ごしたいと思うようになっていった。
そうして紡いでいった時間は、今ここで愛を結び、この喜びに胸を震わせ絶頂の時を迎えている。
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