カチカチ鳥が鳴いた時

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カチカチ鳥が鳴いた時

カチカチ鳥が鳴いた時 登場人物 幹也、盛太、爺さん 主人公  盛太 盛太の家の前に虫の息のたぬきが倒れていた。 しかし、ここらは田舎だから獣医どころか病院もない。 幹也が裏の山の中にある爺さんが住んでいるといい、その人は動物と話せるらしい。 しかし、その森は行方不明者が多発しており、暗く、虫も多いので近づいてはならないと親達から忠告されていた。 幹也 大丈夫だって。俺、米狩る時のくわ持って行くからさ。草を刈りながら進もうぜ。そしたら足を踏み外したりなんかしないさ。 森に入る。思っていたよりも断然明るく、拍子抜け。 2人は着々と森を進み、30分ほど東に行った所に少々大きめの畑を見つける ここが爺さんのいるという家だと確信した2人は家の扉を叩いた。 「はいはーい!」やけに若く、明るい声が聞こえて扉が開く。 出てきたのは白髪の若い男性 2人はこれが「爺さん」なのかと顔を見合わせる。
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