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ヤクザ×世話焼き
「ど、どうしよう・・・」
僕はバイトに向かっていただけだったはず。いつもと違うことは、少し寝坊して急いでいたことと、普段は通らない裏道を通って近道していたこと、そこで・・・倒れている人を見つけてしまっただけのこと。いやいやいや、それだけならいい。この男の人、よく見たらボロボロ、よく見たらあちこちに赤いシミ。服装的に絶対怖い人だし関わったらダメなタイプ…でも、呼吸が荒くてとても辛そう。うぅぅぅぅ、、、し、しかたない。
「あ、あの、、大丈夫でしょうか?救急車、、、「や、めろっ」、、ひぃっぃ・・・」
ぎゃぁあぁぁ!!手、手を掴まれたっ!力強っ!何、何、救急車がNGワードだったの!?すみません、すみませんっ!僕の手を掴んだまま苦しそうに唸っているけど、僕はどうしたらいいのー!と困っていると、おにーさんのスマホから着信音が!!!(救世主!!)と思った瞬間、電話は切れてしまった。(そ、そんな、まさかの1コール!?せめて5コールでしょおぉぉおおぉ!!)。僕は少し悪いと思いつつもおにーさんのポケットからスマホを取り出し、着歴を確認すると全て一人の名前だけ・・・(わ、分かりやすくて助かります!)と思って、僕はこの高須さんに電話をかけた。
(Prrr…)
「はい。若から電話なんて珍しいですね?」
「あ、あの!高須さんでしょうか?」
「なるほど。やはり何かあったわけですね。私は、高須と申しますが、貴方は?」
「あの、一般人の相田と言います。あの、このおにーさんが倒れてて、怪我してて、でも救急車は嫌って、それで、それで、僕の手を離してくれないんですぅぅうぅ!助けて下さいっ!!」
「はい。状況はわかりました。すぐに向かいます。そのまま捕まえていてください。」
「違います!捕まってるのは僕です。あ!僕はおにーさんに一切ふれておりませんので!」
「わかってます。若は、一般人は触れることも難しい方ですよ。」
「痛っ、痛いって!ちょっと高須さん早く来てください。おにーさんに手を折られます。」
「ふふっ、若が元気そうでよかったです。」
「違うってぇぇえぇー!」
電話がつながって解放されるかと思ったら、おにーさんに掴まれたままの腕はミシミシと音が聞こえそうなほどさらに強く掴まれた。これってあれか?手を握ることで自分の痛みを拡散させてる・・・つまり妊婦さんと同じってこと!?って、本当に手が折れそうなんですけど!この人本当は元気なんじゃない!?高須さんが若って呼んでたのはスルーしたけど絶対ヤバい部類の人で、もうすぐここに迎えが来るわけで、凄く逃げたいけど手を置いて逃げるわけにもいかない。諦めた僕は、おにーさんの額の汗をハンカチで拭きながら高須さんを待つ。
「もうすぐ高須さんが来ますからね~、はい、頑張ってー!」
「・・・」
「痛たたた、ほら無駄な力使わないで下さいって、汗拭きますよ、大きな子どもみたいですね、、、痛たたっ」
「ふっ、くく、若が大きな子どもですか?」
「へ!?もしかして高須さんですか?」
「そうです、遅くなり申し訳ありません。若をありがとうございました。」
「い、いえ!僕は何も・・・」
「大変助かりました。さ、若、いつまで寝たふりしてイチャイチャしるんですか?行きますよ」
「お前空気よめよ・・・」
「空気はよむものではありませんが?ほら、相田くんの手を離しなさい。」
「ッチ。さっきは怖がらせて悪かった。今日はかまってやれねぇが、今度迎えに行く。」
「へ?い、いえ!大丈夫です!!あの、ゆっくり休んでください!!そ、それでは、さようならっ!」
高須さんも一見すると優しいイケメンだが、おにーさんに冗談が言えるくらいには上の立場なんだろう。一般人がヤ〇ザの上の方と関わるなんてあっていいことない!!おにーさんに人質に捕られていた腕が解放された瞬間、2人の顔をみることなく全力で逃げた。というかバイトの時間もヤバいんだってっ!!!
「若、相田君を怖がらせないようにわざと無言で?」
「・・・。」
「でも無言で腕をギューギュー掴まれる方が怖くないですかね?」
「うるせぇ。高須。」
「はい、相田君のこと調べます。」
「・・・。」
(半年後)
ppp….
ん、メッセージだ。誰からだろう、、、海城時道?え、誰?えっと、、、「今夜迎えに行く。ディナーは何がいいか決めておけ。」えっ!?今夜、迎えのディナー!?これ絶対間違いL〇NEだ。だってどこにでもいる平凡大学生が貰えるL〇NEの内容じゃないわコレ。既読ついちゃったけど、人違いですって教えなくてもいいよね。名前見ればわかるし・・・。はぁー、僕も人生で一度でいいからディナーに誘われてみたい~とか考えつつバイトに没頭し、帰る頃には完全に忘れていた。
「おつかれっした~~」
うぅ、もうすぐ日付が変わりそうな時間にどっと疲れが・・・。でも明日から週末で連休だ~、大学の課題もないしー何して過ごそうかなー。まずは帰ってすぐに寝ようと帰宅を急いでいた時に急に声をかけられた。
「突然申し訳ありません。相田奏人君ですね?」
「はい?そ、そうですけど・・・あの、何か?」
「あぁ、全然変わっていませんね。若がお待ちなので行きましょう。」
「へ?初対面ですよね?あと、あの、、僕、誰とも待ち合わせはしていませんけど、、、」
「おや?覚えていないみたいですね・・・」
「(何この人、怖いんですけどっ!!)と、とりあえず人違いだとお伝えくださいっ!そ、それでは、さよならっ!」
「ふふっ、あの時と同じセリフ・・・はぁー・・・追え。」
ただ自宅に帰ってただけなのに、いきなり眼鏡のイケメンに声かけられて、待ち合わせ!?してない、してない!!半ば無理やり会話を終わらせて走って逃げた。そこまではいい。いいんだけど、何故か黒スーツの方々に追いかけられている、何でぇぇ!?怖いんですけど、、僕、そんなに体力ないって、しかもバイト終わりだし、もう体力ないって!何、僕知らない間に何したのさっ!とりあえず大通りに出たら人がいるはずだから何とかなると思って裏路地を抜けようとひたすら走る
「はぁ、はぁ死ぬっ、、後ちょっと、、、えっ!?ちょっとっ!」、裏路地を激走し大通りが見えた時、急に黒塗りの車に出口を塞がれた。え、え!前には黒い車、後ろには黒い人、え、卑怯!!!どうしようかと混乱していると突然後ろから抱きしめられた。
「捕まえた。」
「ひぇっ」
「・・・何食べたいかちゃんと決めたか?」
「ひ、ひゃい?なっ、誰ですか?」
「なんだまだ決めてねぇのか?ま、中で決めるか・・・」
「ちょ、ちょっと、、、、、」
それから僕はこれまたイケメンのおにーさんに後ろから抱き込まれたまま、黒塗りの車に連れ込まれた。離して貰おうと頑張ったけど前にまわった腕の力は強く、早々に諦めた。しかもこのおにーさん、イケメンボイスで僕の耳元で話すもんだから力が抜ける。運転席にはさっきの眼鏡のイケメンがいて、「鬼ごっこ楽しかったですか?」と声をかけられた。
「なんなんですか・・・」
「ディナーのお誘いはしてるはずだが?」
「は?ディナーの誘いなんてもらって・・・あ、、、、あれは間違いだと・・・」
「まぁいい。で?今日のところは時間もねぇし、俺が決めるか・・・」
「ね、ねぇ、話聞いてよ・・・」
それからも「帰りたい。」「降ろしてほしい。」といった僕の話は一切聞いてもらえず、終始無言。怖いんですけど。何とか自己紹介をしてもらって、眼鏡のイケメンさんは高須さんで、このおにーさんが海城時道さんということはわかった。確かにこの名前は朝からL〇NEでみた。海城さんは僕の手を何故かずっと握ってる。さすがにこの状況で逃げようとか思ってないですって・・・。海城さんの手が僕の太ももを急に撫でてきて変な声がでた時は、高須さんが止めてくれて助かった。なんなんだ怖いんですけど。
「ん?どうした、食べないのか?嫌いなものはないんだろ?」
「何で知って・・・」
「ほら、遠慮せずに食え。それとも食べさせて欲しいのか、ん?」
「い、いただきます」
うまっ!僕の人生で食べた中で間違いなく断トツ一位の料理だ。それもそうだろう、お店について通された部屋は完全個室。料理はコースなのか次々に運ばれてくるし、料理と合わせて出てくるお酒もとても美味しい。何で僕が嫌いなものがないことを知ってるのかだとか、何で初対面の海城さんと2人で食事をしているんだとかそんな疑問も忘れて僕は食事に夢中だった。おすすめされるままたくさん食べて、デザートまで僕だけきっちり食べてしまった。僕の馬鹿。
「うまかったか?」
「は、はい!凄く美味しかったです!デザートまで、、海城さんはよかったんですか?」
「俺か?俺はデザートは後で貰うからいい。」
「そ、そうですか。え、えっと、聞いてもいいですか?」
「何だ?」
「あの、なぜ僕は今日、海城さんと食事をしているのでしょうか?」
「くくっ、食事が終わってそれ聞くのか?今さらだな」
「いや、いやいやいや、僕は車内でも何度も聞きましたけど無視したのはそっち、、、じゃなくて海城さんですよ!」
「俺が何でお前と一緒に食事に来たか・・・そんなの決まってる。お前の事が好きだからだ。」
「は、は?」
「ん?聞こえなかったか?お前の事が好きだ、、「き、聞こえてます!!!」、、そうか。」
「そうか、じゃないですよ!初対面なのに好きとかないですって!疑いますよ!」
「お前は初対面だと思ってるが、初対面の奴にわざわざL〇NEして食事に誘って、迎えにきて鬼ごっこに付き合うと思うか?」
「うっ・・・だ、だから、不思議で。初対面じゃないって、僕は一般人ですよ?関わりないですって!絶対に人違いですよ!」
「半年前、路地裏で血だらけで倒れてる奴を助けただろ?」
「は?血だらけで倒れる、、、、、ぁ」
「思い出したか?あのダセェ奴が俺。お前が電話して呼んだのが高須だ」
「なっ、お、お元気そうで・・・」
「ははっ、おかげ様でなっ、しかしあんな刺激的な出会いを忘れるなんて、お前たいしたもんだよくくっ」
「へ、変な言い方しないで下さい。」
「なんだ?顔が赤くなってるぞ?変な想像でもしたか?ん?」
「も、もう!やめて下さい、揶揄わないでっ///」
「っ・・・俺もそろそろ、、、、、デザートといくかな。」
「うわっ、ちょ、ちょっと海城さん?なにを・・・?」
「何ってデザート。」
「ぼ、僕はデザートじゃありませんって!!ちょ、首舐めないでっ」
美味しい料理に気を許してのんびりお話→好きだと言われ理由を聞くも怪しい雰囲気となり押し倒され首を舐められる→何とか脱出しようと試みる ←今ここ。いや、実況してる場合じゃない!本当にヤバい!!とりあえず海城さんの頭を離そうとするが、逆に強い力で首を吸われ、いつの間にかボタン全開になったシャツから覗く鎖骨に思いきり噛みつかれた。や、やばい本格的に喰われる。これは本当にデザートと間違えてる感じ!?そんなわけないよね!?ね!?
「海城さん!冗談でしょ、痛っ!噛まないでっ、あ、高須さんっ!高須さんいませんか!?助けてっ!」
「この状況で他のオトコに助けを求めるなんて・・・どうなってもしらねぇぞ?」
「ちょ、降ろして!な、なになになに、うわっ!ここ・・・な、なんで、、」
「最初は床よりベッドだろ?」
「いや、いやいやいやいや?相手間違えてますって!!!」
「んなわけねぇだろ・・・もうこんななってんのに、責任とれよ。」
「何で勃って、待って、え?責任って・・・」
「いただきます。」
満面の笑みで食事の挨拶をしたかと思ったら、濃厚なキスで殺されかけている間に洋服を全て取り払われ、いよいよ逃げられない。いや、結構序盤から逃げられなかったけど危険度が違う。僕が酸素を求めて死にかけてる時にいきなり息子を握り込まれ、本格的に呼吸が止まりそうになった。そのまま強弱をつけて握っていたかと思ったらいきなり食べられて、また呼吸が止まりそうになった。何とか奴の口から逃げようと体を捻じったり、奴の頭を押したりしていたら脱がされたシャツであっという間に手を纏められた。
「ほ、本当にやめてっ・・・怖いって、、」
「いいから力抜いてろ。怪我するぞ?」
「怪我って、、、?」
「うっかりココ、嚙んじゃうかも、、な?」
「ひぇっ、、や、やだやだっ、大人しくするからぁ・・・痛いのはやだぁ・・ぐすっ」
「冗談だ。気持ちいいことしかしねぇって、なぁ、そろそろ」
「ふわぁ、あ、、まっ、、んぅん、ふぅ・・ん、苦しっ、、抜いて、よぅ」
「ほら、こっち集中しろ。」
縛られた両手で奴の頭をぐいぐい押して口を離そうとしてたら、僕の息子を甘噛みされて脅された。その顔が怖すぎて、本当に噛み千切られそうで、泣いてしまった。ぐすぐす泣いてると急に後ろをぐにぐに押されたかと思ったら、指が一気に入ってきた。その異物感から逃げようとバタバタと体を捻じっていると抑え込まれて前を思いっきり吸われた。僕の口からは喘ぎ声がひっきりなしにでて、止められない。いつの間にか指が2本に増やされ、中を好き勝手にぐりぐり動いている。後ろの刺激から逃げようと腰を引くと奴の口に息子を深く咥え込まれる。どっちにしても地獄だ。
「も、もう無理っ、です。くるし、っ、、、息が、、はっ、、」
「もう少し体力つけねぇと欲求不満になっちまうな。ま、一回イっとくか」
「や、やめ、ろっ!離して、、くち、離してっ、、よぅ・・・ああぁあぁ、、ぁぁああ、、ごめ、っ」
「(ごくん)、おい、まだ寝るなよ?」
どうにかこの生き地獄から解放されたくて海城さんに懇願した。何が欲求不満だよ!別のところでヌいてこいよっ!いや、ヌいてくるんじゃなくって、恋人のところにいけ!!心の中でそんな悪態をついているといきなり後ろの奥深くに指を入れられ僕の弱い部分を押し潰しながら、前を思い切り吸われた瞬間、奴の口に射精してしまった。
「そういえば、お仕置きなんてもんはがらじゃねぇが、初対面と言われたことは傷ついたな。」
「は、はぁ、、はぃ?」
「確か痛みや強い快感は記憶に残るっていうよな?」
「へ?そ、んなことは・・・」
「そうだよな。いちいち忘れられても困るしな」
「ちょ、話聞いて!もう忘れないからっ!」
「信用できねぇな、さ、どこまで耐えられるか」
「ま、待てっ!何する気だよ!やめっ、、うわっ」
いきなり僕を座らせて後ろから抱きかかえ両足を開かされたと思ったら、奴の足で固定され閉じることが出来ない体勢に。な、なんだよこの恥ずかしい体勢!!!どうにかしようと思っても足は固定されてるし、両手は縛られてるしでどうにもできない。どうにか抵抗しているといきなり、奴に息子が捕まった。ただ握り込まれていると思ったら一番先端の敏感な部分にぐにぐにと指をいれてきた。
「うわっ、、そこやめて!!っ、」
「よさそうだな。」
「いやいやいやっ、、お願いっ、、海城さ、んっ」
「・・・クるな」
「馬鹿、、、やろ、、っう・・・」
「ふーん、そんなこと言っていいのか?」
「あ、あぁまって、、うそうそうそ、、ごめ、なさっ、、や、やだっ、止まってぇっ、ああぁああぁあぁぁああ、、はぁ、っ」
「おお、イったなー。さ、ここからだぞ」
「ごめ、、なさいっ、もう忘れないから、、許してっ海城さんっ、ごめんなさいっ」
「かわいいけどダメだな。さ、もう少し頑張れ」
僕の鈴口を散々イジメたこいつは何を言ってるんだ?もう僕の体力は残ってないぞ!!これ以上何かされたら死ぬ、絶対死んじゃう!!謝っても許してくれない海城さんは、片手で僕の息子を支えたかと思ったら、先端にあてた掌をくるくると動かし始めた。
「な、なにっ、なにこれ、怖っ!変な感じするっ!怖い、やめてっ」
「いいから感じとけ、辛いくらい気持ちよくしてやるよ」
「嫌だって、もう充分、、手、止めてよぅ、、、あっ、、あぁ、、はっ・・・」
「どうだ?イキそうか?ほらっ」
「強くしないでぇ、、やだ、、出るぅ!漏らしちゃう、、、とめてぇ、、ああぁ、、やだああぁぁあぁ」
「おお、思いっきり潮吹けたな。」
「潮?」
「知らないか?男でも気持ちよければ潮吹けるんだよ、お前の息子は優秀だな。」
「や、ちょっと、、まってょ!!今出たばっかりぃ、、、手止めてぇ、むりぃ、ふぅ、海城さんっ!、無理だってぇ」
「連続で何回潮吹けるかな」
こいつ、僕を本気で殺しにきてる。人生初めての潮吹きに驚く暇なく、また先端を慰め始めた。止めてほしいと懇願しても慰める手が強くなるばかりで壊れそう。敏感になった息子には強すぎる刺激で、力強く先端をくるくるされるとすぐに潮吹きの波がやってくる。もうどのくらいの時間されてるのか、何回潮吹いたのかもわからない。足も開いたままで感覚がない。
「ま、また、、またあぁあひやああぁぁぁ、、は、、っはぁは、、は、も、お願、、、ぃ、、やっ」
「さすがに初めてにしてはヤリ過ぎたか?もう力はいってねぇな、ま、丁度いいか」
「またっ!、、、、も、ぅくるくるするの、、やめてっ」
「はいはい、ならコレを受け止めろよっ!」
「う、わぁぁああぁぁあ、、、ぁ、、っ、、がっ、、、くるしっ、、止まれっ!一回待ってぇ、、、ぁ、、うっ、、」
「奏人?疲れてるだろうから俺が動いてやる」
「やめろっ、、違うっ、くっ」
「俺、騎乗位って興味なかったけど今日はすげぇクるわ。」
「ま、わすなぁ、、、、うわぁ、やめ、てふかぁ、、、深っ、、、」
「あぁー、最高。奏人かわいい、愛してる。」
「いやぁあぁ、待てっ、、はや、ぃっ、、出すな、、やめてぇ、、っああぁぁあぁ」
散々潮吹かされてふにゃふにゃになったところに後ろからいきなり杭を打たれた。支えたまま太い杭に落とされた僕は失神寸前。意識を手放そうとすると太すぎる杭に上下運動で打たれる。深く深く最奥まで刺したまま腰をぐるりと回されると喘ぎ声が止められない。僕、人生で初めてなんですけど!初心者!初心者には難易度高すぎない!?みんな最初からここまでするの!?かわいいだの愛してるだの囁かれ、耳を齧られたかと思ったら腰の動きが速くなり、引き抜かれそうな位置まで持ち上げられたかと思ったら奥深くに一気に杭を打たれ、温かいものが広がったかと思ったら、、、、僕の意識はここできれた。
「・・・ん」
「起きたか?(チュッ)」
「はわぁぁ、何してんですかっ」
「何って愛情表現?」
「あんなことしといて今さらっ!」
「一応、俺の中ではあれも愛情表現なんだが?足りないか?」
「め、滅相もございません。愛情たっぷり!十分伝わっておりますとも!」
「ふふっ、そりゃ残念だ」
「(く、くそぉ!)」
それからトイレに行くために起き上がろうとするが腕さえも動かせない有様で、、、イケメンキラキラスマイルを浮かべた海城さんに軽々と持ち上げられトイレまで連れていかれたかと思ったら、排泄まで無理矢理手伝ってくれた。ここでまた始まろうとした行為は必至で止めた。これ以上したら本当に死ぬ。もう半分以上死にかけてるんだから・・・
「ここどこですか?」
「ん?俺の自宅」
「僕を連れ込んだんですか・・・」
「奏人は失礼だな。俺は一途な男だから、今まで自室に人を入れたことはねぇ。お前が初めてだ。」
「う、嬉しくない・・・」
「奏人、愛してる。もう俺のこと忘れんじゃねぇよ?」
「痛みと強い快楽は忘れたくても忘れられないんでしょ・・・」
「忘れたいってことか?」
「ち、違うよ!こんなズタボロにされたら絶対忘れないってこと!」
「そうか。頑張った甲斐があったわけだ。ははっ」
「若、随分楽しそうですね。」
「た、高須さん!?」
「こんにちは相田君。おや、私の事まで覚えていてくれて嬉しいです。」
「高須、呼んでねぇぞ。奏人、こいつの事は忘れろ。」
「い、いや、、、無理だろ!」
「チッ、もっと俺の事だけしか見れねぇようにしとくか・・・」
「ちょっと待ってよ!!今の僕の状況知ってるでしょ!?自分じゃ少しも動けないんだよ、これ以上無理だって!」
「・・・自分じゃ少しも動けないから手伝ってなんて可愛いこと言えるじゃねぇか。」
「・・・高須さん、この人頭打ったみたいです。病院に連れていきましょう?、、、、高須さん?」
「はっ、、申し訳ありません。若のあまりの変わりように対応できませんでした。」
このあと海城さんと高須さんは暫く2人で言い合いをしていたかと思ったら、急な仕事があるらしく、「急いで帰る。」と言い残して出て行った。他人の部屋に1人残されて落ち着かない・・・こともなく疲労感から僕はぐっすり眠りについた。どのくらい寝ていたんだろう、髪を撫でる感覚と、唇にキスされたことで目を覚ますと、そこには海城さんが戻ってきていた。
「あ、おかえりなさい」
「っ、、、ただいま。」
「ん?なに、どうかしたの?」
「いや、今のやりとりがなんかいいなって、、、新婚みたいで」
「うっ////、もう言わないっ!」
「ははっ、冗談だって。少し起きれそうか?」
「う、ん。いたた、、、」
「本当は、ここまでするつもりなかったんだが。気づいたら・・・すまない。正直、気絶した奏人が長いこと目を覚まさなくて焦った」
「その、、僕、初めてだから、、正直ツラかった。」
「うっ、、、俺は本当に奏人のことがあの日から、、、あの時から好きなんだ。いろいろ片づけてて迎えに来るのが遅くなって悪い。」
「いや、僕忘れてたから、、、ごめんなさい。」
「奏人、、、愛してる。まだ無理かもしれねぇが、一緒に住む間に考えてほしい。」
「はっ!?一緒に住む!?僕の家はあるよ?」
「ん?ないぞ?もうすぐ高須が荷物持ってくる。」
「なんでそんな勝手に・・・」
「嫌なのか・・・?」
「嫌っていうか、、、考える時間が欲しいというか・・・」
「どうせ考えても一緒に住むことになるんだから無駄だろ」
「・・・もういいよ、うん。宜しくお願いします。」
それから僕と海城さんの暮らしが無理矢理はじまった。2ヶ月程経過したが相変わらずこの人は、僕の話を聞かないし何でも事後報告ばっかりだけど、僕の事を考えて大切にしてくれていることは伝わっている。僕の事も自由にさせてくれて、バイトはダメだったけど大学は変わらず通わせてもらっている。その他にも家事を少し頑張ると凄く褒めてくれるし、2人で過ごす時間をとても大切にしてくれていて、少しずつ海城さんに惹かれているのを自覚している。
「奏人?急にここに連れ込んで悪かったな、けど改めて俺は幸せだよ。」
「な、何だよ急に・・・」
「いや、急に思ったんだよ。これからもずっと離さない。」
「うっ//、最初は本当に戸惑ったけど今は時道さんといれて僕も幸せだと感じてます//」
「いま名前っ、、、」
「これからはそう呼ぶことにした!!!今決めた!!」
「あぁ、呼んでくれ。名前呼ばれるのがこんなに嬉しいなんてな。」
「時道!!名前くらいいっぱい呼んでやるって、、時道!」
「奏人、我慢してるんだ。あまり煽るなら覚悟した方がいいぞ?」
「ご、ごめんさないぃぃいぃぃ。」
時道の地雷がどこにあるのか把握するまでは、あまり下手なことはしないことにしようと誓いました。まぁ、その地雷は一生わかる自信ないけど、、、、。毎日こんなんじゃ、身が持たないよぉ。
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