絵文字

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顔を真っ赤にしてまくし立てるその姿からはこの絵文字特有の良さが全く感じられない。もっと楽しい感じの、悪ノリした時に使うグラサンの良さが。 「ふん、仕方がない。丁寧に一から教えてやろう。現代人はわしらに頼りすぎなのだよ」 結局説明を自分から始めるグラサンに呆れつつ、理由がいまいち分からないのでスマホの電源を切ろうとする。 「あーあーあーちょっと!話はここからだ。つまりだ、君たちに感情はあるのか?」 今スマホをぶん投げたいぐらいあなたにむかついているので、しっかりと感情はあると思います。 「それはわかっておる。なぜならそなたから凄まじいほどの殺気を感じるからだ。しかしだ、現代人はしっかりとそれを表現しようとしない。それが大変な問題なのだよ」 グラサンが急にまともなことを言い始めたので何だか悪寒がする。しかし、そんなことも知らずにグラサンは話に夢中なようだ。
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