【四】失恋浦島太郎

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【四】失恋浦島太郎

むかーし、三十路過ぎの実家で暮らす浦島太郎がおった。 漁に出た帰り、子供たちが子亀に悪さをしていた。 太郎は子亀を助け、海に返す。 すると次の日ウミガメがやって来た。 竜宮城の乙姫様が子亀を助けたお礼がしたいと言った。 太郎は亀の背に乗り竜宮城へ招かれた。 豪華なもてなしと綺麗な乙姫。 乙姫は「わらわと暮らそう」と言う。 だが実家のおっかあが気に掛かり太郎は家に帰ると言う。 乙姫は「絶対に帰ったら開けてね?」と玉手箱を渡した。 自宅に帰り、太郎は玉手箱を開けた。 すると「マザコン太郎なんて大嫌い!」という煙文字が現れ、 煙文字は炎を出し実家は全焼して太郎は強烈にフラれた。
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