【五】失恋ジャックとまめの木

1/1
前へ
/12ページ
次へ

【五】失恋ジャックとまめの木

 とある村にジャックという男の子と母親が住んでいた。  牛のミルクが取れなくなって、ジャックは牛を売りに街に向かった。  途中おじいさんが話しかけてくる。 「牛と豆つぶを交換しないか?」  ジャックは渋ったが、おじいさんが言うにはこの豆を植えると、大空まで高く伸びる豆の木ができると言うので交換した。  しかし家に戻ると母が「豆などいらない」と外に放り投げる。  翌朝、ジャックは仰天。  豆の木が大空まで天高く伸びていた。  ジャックは食料を探しに豆の木に登る。  雲の上に出たら、大きな屋敷があった。  お腹が空いたので、屋敷に尋ねると大女が顔を出した。  ジャックは何も言ってないのに大女が言う。 「ガキはキライ! 美青年がいい!」  ジャックは豆の木から蹴落とされフラれた。 「なんでやねん!」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加