プロローグ

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プロローグ

「どうでもいいなら死んでくれない?」  蝉の声が耳を突く。彼女の言葉が木霊する。 「どうでもいいなら、ここで死んでよ」  体一帯、辿る汗。暑くて怠くて、今にも死にそうだ。
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