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「ソッチってドッチだよ…」
「あなたも意地悪だ…」
「お返しだ。アンタが俺を抱けるならっていう最終確認!」
「は…良かった…名梨さんがソッチじゃなくて…それなら問題ない。俺は、あなたを抱きたい」
「男と経験は?」
「無いけど…純、あ、あのロングヘアの友人にいつも聞かされてる」
「話を聞くのとは随分違うぞ?もっとグロい。アンタと同じモノが付いてるんだ…」
「わかってる…何度も想像したんだ。あなたのその服の下…何度も抜いた…でもこんなに近くであなたに触れて…我慢なんてできない」
「こら、その糸みたいな理性保ってろよ?こっちは準備とか…時間かかるんだ」
「……」
「どうした?怖気付いたか?」
「や…その準備も…一緒がいい…ダメ?」
ビックリした…そんな事言われたの初めてだ。
「や…それはさすがに…俺も恥ずかしい」
「お願い…準備でさえ…あなたひとりにさせたくない。一緒がいい」
「ふふ…初めてだよ。そんな事言われたの…」
「え?じゃあ今まではひとりで…自分で準備してたって事?」
「普通そうだろ?」
「あなたにひとりでそんな事させるなんて信じられない。準備も前戯でしょう?」
「そうか…アンタすごい。そんな風に思ってもらって嬉しい。俺…愛されてんだな」
彼が口元に手を当てる、照れてる。
「うん、だから俺に慣れて」
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