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話をしよう
「なぁ、今日はやめにしないか?もっとアンタの事知りたい」
「…いいよ、俺もあなたの事知りたい」
「不服そうだな」
「そんな事ない、身体目当てじゃ…ない…」
「クスッ…なんだよ、その間は…焦らなくていいだろ?大事にしたいんだ、この初恋…」
自分で言って恥ずかしくなる、この年で初恋なんて…
「で?あなたは何を聞きたいの?」
「うーん、名前は三神舞人。カフェオーナーで店の2階に住んでる…あとは…恋愛遍歴とか?モテるだろ?」
「ああ…好きなのはずっと女性だった。ずっとバスケやってて、この見てくれでモテる…かな?でも誰と付き合っても上手くいかない。毎回店の方が大事なんでしょって振られてた。だからもう疲れてた…ところにあなたを見つけた。やっと…って感じた」
「ゲイでもないのに?」
「うん、あなただって思った…」
「……」
「次はあなただよ?名梨京?」
「そう、京都の京でキョウ。俺の振られ過去は話したろ?ずーっとゲイ。女性とは1度だけ、高校生の時に」
「男を抱いたことは?」
「ある…けど…しっくりこなかった」
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