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2022120
文章が苦手でした。
今も得意ではありません。
書き始めた文章が、数行のところで頓挫して、自分で読み返しても、思った事、言いたかった事には程遠く、読み出した本も最初のページ、次のページが関の山、読破した事は殆どありません。
小学生時分、原稿用紙の400字という文字数は、薄っすらとしたパワハラなんだと捉えていた私は、
「こんな仕打ちを断罪もせず、聞き入れているのだから許されるだろう」
という身勝手な方便を盾に、
「余白も文章の一部だ!」
「パワートゥーザピーポー!」
と、フルサクス時代のオノヨーコばりの押しの強さで、適当な5文字と7文字を組合せ、短歌とか俳句とかみたいなもの(決して短歌や俳句では無い)を余白満点に三つ四つだけ書いて提出していました。
【感想文 感想書いたら 眠くなる】
【弁当が 溢れてしまっ たのですよ】
【前回は 四つだけ書い たのですが 今回は三 つにしてください】
今の私が通信簿をつけるなら、髑髏とか、中指とか、独自の評価基準を作ってでもマイナス評価にすべき有様ですが、とりあえず提出はしたという事で、通知表に2とか貰っていたのを今では申し訳なく思っています。
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