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雪だるま登場
ここはとある森、この日は雪が降り積もり、森に住む動物達は積もった雪で遊んでいました。
ある動物はかまくらを作り、ある動物は雪だるまを作っていました。
その雪だるまを作っている動物にピンクのうさぎさんが声をかけています。
「コグマ君、コグマ君って雪だるま作るのうまいわね、まるで生きているみたい」
「ありがとう、ピンクのうさぎさん。この雪だるまが本当に生きてて、僕達と遊んでくれたら面白いだろうね」
「フフフ、まさかね」
コグマ君がピンクのうさぎさんとのお話を終えるとその場にいる動物達に声をかけました。
「ねえねえ、みんな、今からさ雪合戦しようよ、きっとおもしろいよ」
コグマ君の呼びかけにまず双子のリスが返事をしました。
「僕達、ソリで遊んでいるから遠慮しとくよ」
双子のリスの返事を聞いてから黄色のうさぎ君も返事をしました。
「僕はかまくらで温まっているからコグマ君達だけで遊びなよ」
そう言って、双子のリスがソリで遊び、黄色のうさぎ君がかまくらに入っていくのを見るとピンクのうさぎさんとねずみおじさんが声をかけてきました。
「私は雪合戦するわ、楽しそうだし」
「わしもしよっかな、たまには身体を動かさんと」
「ありがとう、でも3匹だとチーム分けをどうしよっか?」
3匹がチーム分けに悩んでいるとどこからともなく声がしました。
「じゃあさ、僕も混ぜてよ」
「え、どこ?誰?」
「こっち、こっちだよ」
声のする方をコグマ君が向くと、自分が作った雪だるまがしゃべっており、驚いてしりもちをつきます。
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