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江月くん、そんなひとだと思わなかった。
私には見る目がなかった。
私たちの関係が、周りに知られてなくてよかった。
おめでとう、ぶー香。
おめでとう、江月くん。
よかった。
あんなひとと結婚したら、この先どうなっていたか。
ちろ、と、私は下部に違和感を覚えた。
見れば、パンティに染みがついていた……生理がきた。
妊娠なんてしてなかった。
……私もおめでとう。
私はその場で処置をすると、意気揚々とトイレから出た。
向かう先は、就職課だ。
私のこころは、とても晴れ晴れとしていた。
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