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2022年 2月28日
本日2月28日は、私のお兄様の誕生日なのです。お兄様といっても、もういい歳のオジサンですが(笑)
2月21日の夕方、久しぶりに兄から携帯にメッセージが届きました。
【遅くなったけど、お誕生日おめでとう! そっちは諸々大丈夫か?】
って、最後の諸々って何! 兄よ!
たぶん、きっと、コロナとか風邪とか大丈夫か? の意味だと思うけど。
そんな妹思いの兄です。
『夢の約束を叶えるために』の中でも、私と兄とのやり取り(実話)を書いていますが、お互い歳をとった今でも仲のいい兄妹です。
そんな兄が生まれた時は大変だったそうです。母から聞いた話によれば、両親は結婚して7年子供が出来ず、検査を受け母の卵管が詰まっているというのが原因でした。それを通してもらい、やっと授かった第1子の兄。
母は大事に大事に育て、陣痛が始まった28日。その年の2月はうるう年。29日になってしまうと言われ、陣痛のペースを早め28日中に出してしまおうという事に決まったそうです。
自然分娩で高齢出産(初産)、大事に育てたせいで胎児は大きくなり大量出血し、病院に駆けつけた父に輸血用の血を求めたそうですが、同じA型だけど母はA型RHー(マイナス)、RH+(プラス)の父の血は使えず、貴重な輸血用の血を輸血をしながらの出産だったそうです。生まれた男の子の体重は4200g、現代ではあまり聞かない大きさでした。
私でも3600gだったとか……。でかすぎ…兄貴……。
そんな兄の幼い時の写真を見ると、写真と本人を何度も交互に見て少しでも一致する場所を見つけようとする私。だが……もう……見つからない…。
まんまるおめめでクリクリ可愛く、えくぼが可愛い女の子みたいな男の子……だったのに……どこへ……どこへ行ったぁ! ……失礼しました。
そんな兄の今日は誕生日です。さっき『誕生日おめでとう』とメッセージを送っておきました。
私の両親、特に母は『誕生日』というものを何よりも大事にしていました。自分達の結婚記念日よりも、父や兄、私の誕生日を必ずお祝してくれる。そして兄や私に恋人が出来た時でも、恋人の『誕生日』を祝ってくれるそんな母でした。それはいくつになっても変わらず、母が他界するまで続き、私や兄は誕生日というものを嬉しく思うのです。
歳をとると誕生日が嫌になるという方もいますが、私達兄妹はそうじゃありません。歳をとった事をお互い笑い「おめでとう!」と生まれて来た事に感謝する。そんな兄妹です。
そして、産んでくれた両親に感謝し続けていきたいと思います。
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