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「前も見に行ってたし、何かあるの?」
「な、ないよ」
「あるでしょ~」
「ないっ」
「あんなわかりやすく動いてたんだから誰だってわかっちゃうよ」
白状しちまえよ、の瞳を向けるが、夫は俯いて背中を丸める防御に入る。出たなアルマジロ。
どうしたものか。
こうなったらエロ取引しか方法がないかもしれない、と経験上一番手っ取り早い解決案が浮かび、「じゃあ右の胸一回揉んでいいから言ってよ」と取引する。
すると、素早くこちらへ体を向け手を胸の前にスタンバイさせるのだから、私の夫はガチでおっぱい脳になってしまったなと嘆かわしい気持ちになる。
脳みその形までツルンとしたおっぱい型になってるんじゃないだろうか。
とにかく、一回だけパフと揉ませてやると、弘さんの上半身が少し震え、その後俯くこと多分一分。
弘さんは小さな声で白状した。
「あの人は、僕の…好きな人…」
目が点になって、その後「ひぇっ!?」と変な声が出てしまった。
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