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本棚に追加(番外編)深愛
side篠岡一馬
「うわーん、睦月くんよかったー!」
生徒会室に顔を出した俺と睦月を迎えたのは、泣き腫らした顔の睦月のオトモダチと、親衛隊の草壁に柳沢。そして生徒会の役員だった。
「あれ? みんななんでここに?」
この際、立ち入り禁止には目を瞑る。
全員睦月の関係者だ。仕方ない。
「心配かけて、ごめんねえ」
「本当に。……でも丸く収まってよかったですね」
「? まるく?」
「……篠岡と恋人になったと聞いたが」
生徒会の面々の言葉に睦月は一瞬きょとんとして、次の瞬間満面の笑みを浮かべた。
「あーっ、そうそう! 一馬くんがね、恋人になったの!」
「かわいい」
思わず鼻血を噴きそうになって堪える。
忍耐。大事。
「よかったなあ」
「くぅ……この笑顔が見れるなら委員長に譲ってよかった…….っ」
「大事にしてもらってね、睦月くん……っ」
草壁を筆頭に親衛隊の柳沢が睦月を囲む。
オトモダチから親衛隊に昇格した秋山も嬉しそうにその輪に加わった。
隣にいるのに何故か俺だけ除け者になっていないか?
俺は睦月の腰を抱き寄せて、牽制の意味を込めて睨みを効かせた。
「俺の恋人だからな」
途端、睦月が頬を染めて俺の胸板に埋まるように体を擦り寄せた。
「えへへ〜」
「ぐっ」
「自爆すんなバカップル」

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