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そもそも綾が和音にお見合いをさせようとしているのは和音が子供の頃から見た目が女の子に見、間違いするほど可愛い男の子だった。
そのため和音をお見合いさせても見た目が可愛いからと相手も許してくれるだろうと綾考えていた。
「うんなのいいわけねぇだろ!?…だいたい同性婚、何て裁判でもしない限り日本じゃ許されないだろ!…それに跡継ぎはどうするんだよ!」
「跡継ぎ何ていいのよ…今の状態が何とかなれば…」
「ぅ…とにかくだ!…俺は絶対に男同士のお見合い何てしないからな!」
二人が跡継ぎ問題で揉めている頃
住んでいたマンションが火事になりその光景を目の当たりして絶望している女子高生がいた。
「う、嘘…」
彼女の名前は平林鋳鈴
目の前で燃えているマンションに住んでいる女の子だ。
マンションは全焼し部屋の中の物は全て灰になり後には何も残らなかった。
幸い大事な通帳やはんこ、スマホは持ち歩いていたが貯金はゼロ所持金もたいして持ち合わせておらず途方にくれていた。
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