嫁入り息子と不運な少女

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 ここはとある名家で有名な大きなお屋敷 そのお屋敷に可愛い女の子?が住んで居た。 「和音いい加減にしなさい!」 「いい加減にするのは姉さんだろ!?」  この二人はこの大きなお屋敷に住んでいる。姉弟、高蔵和音(たかくらかずね)高蔵綾(たかくらあや)だった。 「だいたいお見合い話がきたのは姉さんなんだから!…姉さんがお見合いするべきだ!?」 「だから…そこをお願いしてるんじゃない!」 「…誰が好き好んで男とお見合い何てするかよ!」  二人がお見合いをするしないで揉めているのは家の経営が悪化し初めていたからだった。  経営を保つためにはとある有名な企業と契約を結ばないと経営が保てなかった。  そのため今どき珍しく跡継ぎのために嫁入りの話がきたがいきなり見ず知らずの人と結婚はどうかと思い両方はとりあえず会って見た方がいいのではないかという事になったが姉の綾は家のための結婚、何てしたくないと言って弟の和音にお見合いをさせようとしていた。 「いいじゃない…和音、女装は好きなんだし…女の子顔負けに可愛いんだから…相手だって男でもいいて言ってくれるわよ!」
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