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道案内
店長「長野正樹」と言う名札をつけた人がいう。
「こちらへ、どうぞ」
長野正樹という店長さんについて行く。
目的地も、そこで何をするのかもわからない。
ただ希望に満ちている事だけは確かだ。
細く薄暗い道を歩いている事に気づくと、だんだんと「不安」や「恐怖」を感じ始めていた。
ーーどうして、こんな場所に来ているんだろ?
ーー私は一体、どこへ向かわされているんだろ?
店長さんは、外に出てから一言も言葉を発さない。
なぜ黙っているのか?
もはや「不安」しか感じられない私がいた。
「あの、すいません!ーーどこに向かっているんですか?」
不安を感じながら、私は聞いてみる。
だが、店長は口を閉ざしたまま、何も答えてくれなかった。
募る不安。
そして恐怖。
「日常」から「非日常」に弾き飛ばされたような気分になる。
そして孤独ーー。
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