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暗い浴室、電気をポチッ。脱衣所で服を脱ぎ捨て、中の引き戸をガラガラとすると……。
「OMG(2回目)」
再び走ったのは戦慄だけではなかった。条件反射のように視線は斜め下。
ーーココにもいるのだ。
走る戦慄、立つ逆毛。もはや寮を出ようかと考えたくらい。だけどどうだ?先立つのは費用のこと。激安○故物件並の額で住めるのはもはやここしかないのは耳タコのはず。
「うーむ、困った……」
電気を消したら暗がりを好む侵入者に怯えつつ、その日は電気を消すことができずに一夜を明かすことになったのだった。
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