7人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
5 科学的に考えてみよう
質量保存の法則を考えたら、
水1,000ml飲んだら1,000g太る
のは当然ですよね。1kgのメシ食ったら1kg太るのも然り、水とメシ、同じもの口に入れても同じだけ太るのは当然の結果。
じゃあ、なんで結果が変わるのか?
それは、取り込んだ物をエネルギーに変えるか否かということです。水は放っといたら汗や尿になって身体から出てゆき、食べ物は分解されて身体の一部に変換されて、不要物は便となって排出。
吸収されたものが身体に残り、変換された熱量、その単位がカロリーってものなんですよ。
そういやエネルギーについてこうして考えたことなかった。あまりに日常的なことだったので。
それから、何をしててもエネルギーは消費する。運動してたら当然のこと、歩いても、走っても。もっと言えば寝てても、息をするだけでもエネルギーは使われる。車が動くのに燃料使うのと同じこと。
例えば人間、つまりは成人男性(中年)の場合。普段の生活をしてたら、
1日あたり2000から2200kcal
のエネルギーを消費しているそうです。
ということは、1日の摂取カロリーをそれ以下にしたらどうなるか?
車に例えたらガソリン無くなったら車、止まります。では人間は……?そうですよね、止まるわけではありませんよね。でも、しんどい。
なら、そのエネルギーはどこから出るの?そうです、それがカラダに溜め込んだ脂肪じゃないですか。
そうやん、多分中学かどっかで授業で言ってたはず。記憶がないのか、聞いてなかったのか、とにかく頭には無かった。脂肪を燃やせば体重は減るのではないか?
小学生でもわかる算数の問題。
1日の摂取カロリー < 1日の消費カロリー
だったら痩せるはず。科学の示す定理は嘘付かない。これ絶対。太陽は西から昇らないのと同じ。
だけどこれが簡単なようで難しい。
そこで手にしたカロリーブック。
一例
朝メシ→食パンにバター、目玉焼き
300〜400kcal
昼メシ→カップ麺、おにぎり
600〜700kcal
夜メシ→ご飯、野菜、肉、汁物
700〜800kcal
これなら最大1900kcal/日やんか。いけるいける。
っと思ったら大違い!
1日の食事は確かにそうかもしれない。これ以外に「間食」
ってのありませんか?
例えばですよ。
缶コーヒー → 一杯50kcal
おやつ → それ相応に
ビール → 500mlで200kcal
これ摂取したらどうなる?
ハイ、ドボーン
たまにありませんか?人が訪ねた時にいただく菓子折り、あれ、美味しいんですよね。職場の脇にはだいたい何か置いてある。
ハイ、追い討ちでドーン!
です。余ったエネルギーは腹回りへ。
そりゃ体重減らないわけだ。
もう一度おさらい。
1日の摂取カロリー < 1日の消費カロリー
さえ満たせば痩せるんです。地球が太陽の周りを回ってるが如く、これは間違いないすなわち定理なんです。
それならば、1日の摂取カロリーの上限を決めるのはどうだろう?
毎日ゼーゼー言いながら走るよりは出来そうな気がしてきました。
本を読んだ結果、大体の食材のエネルギー量はインプットしました。まずは実践、結果の如何は気にせずに、まずはとにかくやってみよう。いつまで続くか知らんけど。
そんなユルい決意でワタクシの挑戦が始まったのです……。
つづく
最初のコメントを投稿しよう!