オーディナリーデイズ6 セレブレイション デイ

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奥にいたマスターが私たちの前にランチを並べる。 そして、私に、 「久しぶりだね、タツキ君」 と小声で言うと微笑んだ。 私がマスターに頭を下げると、マスターは私の肩をポンポンと叩いた。 ランチを食べながらトオルも私たちの前で、笑いながら話をしていた。 「まじかよ。タツキ、学年六位って」 トオルは仰け反って笑っている。 「俺も十七位が最高だよ」 トオルはお馬鹿な仲間の中でも賢い奴で、そう不良っぽくも見えない。 「それでコイツ一気にモテ始めてよ。見てくれよ、その紙袋。クリスマスプレゼントだってよ」 ヨースケは立ち上がって話す。 それを聞いてトオルは笑っていた。 私は少し寒く感じて窓の外を見る。 すると雪がちらついているのが見えた。
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