オーディナリーデイズ6 セレブレイション デイ

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「雪だ…」 私の声に皆が窓の外を見る。 「お、ホントだ…。寒いと思ったんだよ…」 マサは立ち上がって窓の傍に行く。 「少し積もってるよ…」 私たちは皆で窓の傍に行く。 歓楽街の汚れたアスファルトの上に薄っすらと白い雪が降り積もっていた。 「久しぶりだな…雪が積もるのって…」 ヒロは子供の様に窓に張り付いて積もり始めた雪を見ていた。 ヨースケは振り返るとカウンターの中に居るトオルを見た。 「トオル。クリスマスっぽいの一曲やってくれよ」 私もトオルを見て微笑む。
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