オーディナリーデイズ6 セレブレイション デイ

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「やだよ…。お前らに聴かせても何も得しねぇし」 「いいじゃないか」 「やれよ」 「聴かせろよ」 カウンターの端で老眼鏡を掛けて本を読んでいたマスターがトオルに微笑んでいる。 そしてトオルを見て頷いた。 「じゃあ、一曲だけな」 トオルはカウンターを出て来た。 そして私の肩を叩いた。 「タツキ、お前も来い」 「え、タツキ…」 ヨースケは目を丸くして私とトオルを見ていた。
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