オーディナリーデイズ6 セレブレイション デイ

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外に出るといつもの様にお馬鹿な仲間たちが私を待っていた。 その全員が手に真っ赤なラッピングのプレゼントらしきモノを抱えている。 私の知らない間に皆、彼女でも出来たのだろうか…。 「遅せぇよタツキ」 ヨースケは踵を踏んだ靴で地面を蹴りながら言う。 「早くしろよ…」 しゃがみ込んでいたマサも立ち上がる。 そして私の回りに集まり、手に持ったプレゼントを一斉に私に渡す。 「何だ、これ」 私は両手いっぱいに抱えたプレゼントを見ながら訊いた。 「お前に渡してくれって頼まれたプレゼントたちだよ」 ヒロとコウジも一緒にニヤニヤと笑っていた。 「皆、真奈美が怖くて直接渡せないんだよ」 ヨースケは私の腕を拳で殴った。 「ったく、羨ましいったらありゃしねぇよ」 そう言って学校の外へと歩き出した。 結局、駅前の百均で紙袋を買って、そのありがたいプレゼントを放り込む。
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