タイムサービス

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勢いで家出したものの行くところがないのでテキトーにぶらぶらしていた。 すると、「タイムサービスだよ~安いよ安いよ~」 と聞こえてきた。 何が安いのか、商品名を言えよ! と心の中でツッコミつつ、引き寄せられるようにスーパーに入って行った。 タイムサービスだよ~の声のする方に行ってみると40過ぎのオバハンどもが まるで甘いものに群がるアリの様にごった返していた! 品物を取ろうと手を伸ばすが、肉厚な壁に阻まれて届かない。 俺は前にいるオバハンの足を掴みおもいっきり引っ張った! オバハンのぶよぶよの腹が床に叩きつけられる。 一瞬、全員の動きが止まった。 この隙をついて体勢を低くして一気にオバハンどもの肉の森をかきわけた。 そして手にした商品は・・・たらこだった。
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