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3 運命の出逢い!?
♦︎朝の知らせを告げるアラームが鳴り響く
マリ「ほらはやく起きて!」
ハル「起きるからそんなに引っ張るな」
マリ「どーせ二度寝するんでしょ」
ハル「したいのは山々なんだけど
殴られそうなので起きます
だから拳は収めてください!」
マリ「よろしい・・・
ねぇ服どっちが良いかな?」
ハル「昨日こっちって言ってなかった?」
マリ「靴と合わせたら
なんか違う気がしてきて」
ハル「じゃあ靴変えたら?」
マリ「やだ。靴はこれにするんだって
決めてるんだもん」
ハル「そーですか・・・ファー
ちょっと眠気覚ましに顔洗ってくる」
マリ「はーいこっちなら・・・いやでも」
♦︎場所は変わってケイとサラ
ケイ「おはよう」
サラ「おはー」
ケイ「今日確かあれだよねサラの友達と」
サラ「そーダブルデート」
ケイ「遊園地なんていつ以来だろ、
元カノと言ったとき以来か」
サラ「私がその記憶上書きしてやる」
ケイ「そんな敵対心を出すな」
サラ「冗談だよ、
2人きりじゃないからあれだけど」
ケイ「じゃあ今度は2人で行こうな」
サラ「そーする!」
ケイ「服装はまぁいつも通りでいいか」
サラ「せっかくなんだし
おしゃれしないの?」
ケイ「いつも通りでいいんだよ
いつも通りで」
サラ「ふーんまぁいいけど」
♦︎TVからニュースの音が響く
ケイ「今日の星座占い?
5位驚くべき出会いがありますねぇ」
サラ「珍しい占いなんか見てるなんて」
ケイ「たまたま自分の星座見つけたからまぁ
こんなの気にしないんだけど」
サラ「当たるも百鬼夜行
当たらぬもなんちゃらだしね」
ケイ「もうメチャクチャだな・・・
どこから突っ込めばいいかわからん」
♦︎ 場所が変わり遊園地
マリ「確か入り口で待ち合わせなんだけど」
ハル「まだ着いてないんじゃないか?」
マリ「少しはやく着いたしね」
ハル「なんか緊張してきた。
ちょっとトイレ行ってくる」
マリ「はーい迷わないようにね」
ハル「はいよー」
マリ「気をつけてね!あっサラちゃん!」
サラ「いたいた、
ごめん遅くなっちゃったお待たせ!」
マリ「大丈夫私達も
さっき着いたばかりだから!」
サラ「あれ?あんたの自慢の彼氏さんは?」
マリ「もぅ自慢って、2人が来る前に
トイレ行ってくるって」
サラ「あっ私の彼も今トイレに・・・
まさか」
マリ「まさか?」
サラ「鉢合わせたりして!」
マリ「イヤ無い無い。
だって顔も知らないんだよ?
気づかないって」
サラ「それもそうか」
マリ「そんな奇跡なんか
天地がひっくり返っても
ありえないって」
サラ「だよね~、2人来る前に
飲み物買いに行かない?」
マリ「いいよ!」
♦︎ 2人歩き出す
トイレに駆け込むハル
ハル「ふぅー間に合ったー」
ケイ「ふぅ~・・・ってハル!?」
ハル「ケイじゃん何してるの
こんなところで?」
ケイ「トイレ」
ハル「いやそれは知ってる。
じゃなくてなんでここにいるの?」
ケイ「今日は彼女とデートなんだよね。
お前こそ何してんの?」
ハル「俺も彼女とデートなんだよね。
もしかしてなんだけど
今日ダブルデートだよ!
とか言われなかった?」
ケイ「うんそーだけど・・・ってことは?」
ハル「ってことは?俺たちが?」
ケイ「俺たちが」
2人「デートするってこと!?」
ケイ「お断りします!」
ハル「なんでだよ!」
ケイ「だって男2人でデートなんて・・・」
ハル「そーじゃ無いだろ!俺たちが
ダブルデートをするってこと!」
ケイ「そっちか!」
ハル「そっち以外無いでしょ
話の流れ的に!」
ケイ「まさかの」
ハル「奇跡だね」
ケイ「でも良かったはこっちも気が楽だわ」
ハル「それは同感、いやほら知らない人って
なんか緊張するじゃん?」
ケイ「それな!なぁはやくお前の彼女
紹介してくれよ!」
ハル「向こうも驚くだろうな」
ケイ「そりゃそうだ!早く行こうぜ」
ハル「ちょっと待ってって」
♦︎ 2人向かうと
ハル「おーい!」
マリ「遅いぞー」
サラ「何してたの?」
ケイ「お待たせ!
いや聞いてくれよ実は俺たち
大学が・・・」
4人「あーーーー!!」
♦︎ 4人が心の声を語り出す
マリ「なんで?なんでここに
ケイがいるの!?
もしかしてこれって・・・運命!
馬鹿私の馬鹿!
そんな運命こっちから願い下げよ!
ってかサラちゃんがあんな男と
付き合ってるなんて可哀想!
なんと引き離してあげないと!」
ケイ「マジで!?こんな状況ある?
なぜこんな事になる!マリだよね?
見間違うはずがないあれは・・・
本物のマリ!?
確か今日の星座占いで5位・・・
驚くべき出会いがあるかも・・・
これかこれのことか!
ってかなんで彼氏がハルなんだよ!」
ハル「なななななんだよこのミラクル展開!
誰が想像した?
こんな感じで?
元カノのサラと再開?なんて。
うまく乗り切らねば
愛しのマリとの明るい未来が~」
サラ「嘘なんで!?
マリちゃんの彼氏がハルってこと?
ごちゃごちゃしてるけどそうだよね
そういうことだよね?ありえない!
ってかそんなこと
あっちゃいけないの!
なんとか乗り切らないと。
って向こうも同じこと考えてるはず
ここは自然に、自然に」
♦︎ 4人の気持ちが交わりだす
4人「どうにかこの状況を乗り切ろう」
「ましょう」
マリ「どうも初めましてサラの友達の
ハルの彼女の冬野 麻里です!
サラから話は聞いてます!
とても良い彼氏さんだって・・・
今日は楽しもうね
(先手必勝!)ほらハルも挨拶して!」
ハル「あぁ初めましてマリからも
紹介があったけど、
桜木 春樹でみんなから
ハルって呼ばれてます、
実はケイとは大学時代の同期でまさか
友達の彼女なんて思わなかったよ。
今日はよろしくね」
(マリナイスアシスト)」
ケイ「初めましてマリちゃん海原 慶です。
まさかハルとトイレで会うとはね
驚いたな〜全く
まさか同級生の彼女とは
ビックリしたよ今日はよろしくね」
(なんだよマリのやつニヤニヤしやがって)
サラ「私が最後かはじめましてケイの彼女の
栗原 沙羅です!
まさか2人が知り合いだなんてね
驚いたよ!
あってことはみんな同い年か!
今日は沢山思い出作ろうね!
(何ハルのやつマウント取ってきて)」
マリ「とりあえず入りますか」
ハル「そうだね」
サラ「はいこれチケット」
ハル「サンキュー」
サラ「・・・」
ハル「・・・」
2人「イージーミス!」
マリ「何どうしたの2人とも!」
ケイ「いきなりどうした!」
サラ(すごくナチュラルにも・と・か・れに
チケット渡しちゃった!
私の馬鹿・・・)
ハル(しまった今の返事は
ナチュラルにいきなり距離近いね~
まぁ同い年だからね!
そのままタメ口でいいよだった!)
「いやーちょっと忘れてて」
マリ「何を?」
ハル「あれだよあのほらくる前に
差し入れ買ったよね?
あれ忘れた気がして」
マリ「私もってるよ?ホラ!」
ハル「可愛い・・・
良かったー流石マリ!ありがとう!」
マリ「えへへ、ってかさっき話したじゃん!
ごめんねうちのハルが五月蝿くて」
ケイ「お前のそういうところ
相変わらずだな」
ハル「いやー面目ない」
サラ「助かったー」
マリ「サラちゃんは?」
サラ「ふぇ??」
マリ「なんか一緒に叫んでなかった?」
サラ「私はその・・・食器!」
マリ「?」
サラ「朝ごはん食べた時食器を
つけ置きしておくの忘れてて。」
ケイ「またかよ」
サラ「ごめんふと思い出しちゃつて」
マリ「わかるわかるよその気持ち!
洗濯物干して出かけたときに
雨の予報を忘れてて濡れてないかな?
って心配になった時の気持ち!」
サラ「ごめんなんかズレてる気がするけど、
そう!そんな感じの事」
ハル「変わらないね」
サラ「何が?」
(ちょっなに言い出そうとしてるの?)
ハル「いやケイが誰かが
ミスすると怒る感じ?」
ケイ「そんなことないよな?」
サラ「少し分かる」
ハル「だよねー」
ケイ「変なところで共感なんかしてないで
ホラ行くぞ」
マリ「ほんと先行っちゃうよー」
♦︎ ケイとマリ先に歩きだす
ハル「ハァァァ」
サラ「ハァァァ危なかった」
ハル「だね・・・ってか
なんでお前がここに居るんだよ!」
サラ「私だってね驚いてるのよ!
なんでよりにもよって
アンタがマリちゃんの彼氏なわけ?」
ハル「良いだろ別に!とりあえず
2人は気づいて無いと思うが」
サラ「そうね今日は気にしないように
変に意識しないように」
ハル「大体なんであんなに普通に
渡してくるかな?」
サラ「それはごめん。
でも冷静になって考えてみると
あんなんじゃ気付かないわよね」
ハル「まぁギリギリ?」
サラ「いい?ここからは
なるべく言葉を選んで慎重に」
ハル「そうだな、
とりあえず怪しまれる前に行こう」
サラ「今日1日楽しめる
気がしないんだけど」
ハル「同感・・・」
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