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想いと約束
キャハハハ、キャハハハ、キャハハハ。
遠くから楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
その声に感化されたのか、うっすらと瞼を開けて、ゆっくりと身体を起こす。
どうやら寝ていたみたい。
真っ白な世界?
なんにもない、見る限り真っ白だ。
まるで、何もない四角形の箱に入れられてる感覚に首を捻った。
ここは、いったい。
微かに聞こえてくる、可愛らしい声に振り向いた。
可愛らしい女の子が二人笑いながら走ってくる。
その二人に、思わず目を大きく見開きながら見る。
女の子達は、私の前に立ち可愛い笑顔で笑う。
「約束したよね?」
可愛らしく尋ねる女の子達へ、私は首を傾ける。
すると、一人の女の子が真剣な顔で私を見た。
「大事な約束なのに。」
いまにも泣きそうな目で私を見ていた。
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