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魔物と大賢者
どーすんだよ。これ。
一回、整理しよう。
うん、俺は死んだ。
そして転生したんだ。どこかの国の第19王子に。そして捨てられた。
俺は川に流されながらどうやったら助かるかを考えていた。
「ギャァォォォォォオン!」
は?
川岸を見ると、熊のようなでっかい魔物が立ってる。
忘れてた~!!ここ異世界じゃねーか!
でも、どうするよこれ!
俺、動けない。
なんとかあの熊が川に入ってこないことを願うしか…。
バシャバシャ。
うん、そうだよね。
はい、終わったー。セカンドライフ終了ー。せっかく転生したのにもう死ぬ!
「グギャア」
熊が腕を振り下ろした。
死を覚悟したその瞬間…
カッ!!
「ようやく見つけました」
まばゆい光と共になにかが現れる。
スパァァァン。そのなにかは一瞬で熊を倒した。
おぉー!すごい!
「貴方をお待ちしていました」
え?俺を待ってた?
ってかアンタ誰?
「私は、大賢者ユーフィミア、七大神戦士が一人です」
七大神戦士?
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