かっこ悪くなんてないよ

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かっこ悪くなんてないよ

窓からの日差しが眠気を誘う午後の授業。教室からグラウンドを見下ろす。隣のクラスの男子が体育でサッカーをしていた。 ひとりだけこそこそとボールから逃げていて、浮いている。 ふいに彼の足元にこぼれ球。きょろきょろしてから盛大な空振り。 何だかんだで一生懸命な彼に、思わず笑みがこぼれた。
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