いばらの道

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いばらの道

大きな夢も目標も持てなかった僕が選んだのは、いばらの道だった。 与えられた仕事をただこなす。次々と訪れるトゲを振り払って、痛みを回避する。 当然そこには、高い山を登り切ったみたいな達成感なんてなかった。 気がつけば、すり減ってぼろぼろになった僕と、山積みのタスクだけが残されていた。
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