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2 文明と環境の関係が分かる!
図:https://19084.mitemin.net/i611931/
第二に、六つの要素を円周上に並べた時、
3つの文明活動要因と3つの内外環境要因を
分けて示すには、
両者をまさに六芒星(ヘキサグラム)の形に、
それぞれ〝逆三角形〟と〝三角形〟の線で結ぶのが、
一番簡単で分かりやすいからです。
3つの文明要因と3つの環境要因の変化、
あるいはもっと大きな目で見ると、
技術による環境改変と政策による人間の適応は、
交代で行われていきます。
このことは、高度な文明活動もまた、
『生命活動は生物と環境の相互作用である』
という生物学の基本原則に従っていることを、
示しているのでしょう。
3つの文明活動は、知る・決める・行うという、
経営学におけるPDCAサイクルのような、
知的活動の過程による
合理的な区分です。
ただし、ここでいう政策は、
社会的・一般的な決定であり、
人々が社会活動を営む中で作られるので、
個人の決定・行動と順番が逆になります。
3つの環境要因も、技術の対象となるモノ、
政策の主体にもなるヒト、
自然・社会を含むより大きな環境という、
やはり合理的な区分です。
ここでいう社会環境には歴史や文化という形で、
〝自分達の活動や能力の全て〟も含まれるので、
次の文明段階に進むための技術導入の際には、
それまでの文明発展全体が問われると思います。
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