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「大丈夫。地球がどんどんと元の多様な生態系を取り戻しつつあるように、人々の心も。それが地球に人間が戻るための道でもありますから。」
はるか水平線の彼方を見た。荒波は人間の傲慢さを拒んでいるようにも見えるし、一方で人間たちに叱咤激励しているようにも見える。
「いつかまた、こんなに美しい場所に住めるようになるかな。」
「信じれば、必ず。」
「その時は、ちゃんと毎日お風呂に入りたいな。」
「そうしましょう。」
「ありがとう。」
「ううん、あなたの選択です。おめでとうございます。」
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