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お散歩へ行こう②
「あ、で、うみ先生?薔薇の満開予想はいつ頃ですか?」
「そうね、私の予想だと…二週間後位かしら。二週間後…見に来れるかしら…今年梅雨入りが早そうって話が出てるから…」
「うみ先生、晴れる様に祈りましょう」
「ちょっと、みおさん。なんかキナ臭い教祖様みたいよ」
「はい、祈りましょう」
私達は、笑いながらレストラン近くの駅へ向かう
へー、表通りは、ビルや商業施設多いのに
裏通り来ると意外にも普通のお宅もある
公立の小学校もあったりして
都会にも普通があるんだと改めて思ったりした
「意外と普通なんですね」
って言ったら
「そうなのよ、普通なの。けど、やっぱり賑やかな繁華街を皆考えているからこの辺りに住んでるのを知られると『スゲースゲー』ってテンション上がっちゃうのよね」
うみ先生苦笑いしてる
「あ~スゲー言っちゃうのわかります」
苦笑いを返す
「さて、みおさん…どこから攻めますか!?」
「あっ!この前、友人が文房具とか好きなら新宿のワールド ホールってお店楽しいって教えてもらいました」
「伊西屋みたいな感じかしら?」
「なんか、文房具ってより画材が多いみたいです」
「画材!?あまりお目にかからないわね。はい、新宿に行きましょう!!」
「船長、了解です」
「みおさん、電車に乗るのに『船長』なの!?」
うみ先生笑いが止まらない
「あ、あれ?まあ、いいんですよ。出発しま~す」
1日乗車券を改札に入れて
私とうみ先生の冒険散歩が始まった
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