お散歩へ行こう⑤

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お散歩へ行こう⑤

ようやくお店がオープンした ここは5階建てのビル 1階は、本当に普通の文房具屋な構え まあ、奥に行くとお高そうな 万年筆やらボールペンが並んでる 便箋やら封筒も並んでて 本当に街の文房具屋 「うみ先生、2階が面白そうですよ」 「何があるの?」 「2階は、紙類を取り扱ってますよ」 案内板を見て答える 「あら、原稿用紙とかあるのかしら?」 うみ先生の執筆パソコンを使っているし 今なかなか原稿用紙使う人見ないし 「売ってるか見てみましょうよ!!」 こうして私とうみ先生は、昭和にタイムスリップを試みる 二階に上がると筆記具と紙・紙・紙 あらゆる紙が取り揃えられてる 「うみ先生!!漫画の原稿用紙も売ってますね!!」 「本当だわ」 「上質紙とケント紙って何が違うんです?」 「さぁ~…誰か詳しい人と来るともっと楽しかったわね」 「ですね…ちょっと調べてみますね」 「ふふふ、はい、お願いします」 「うみ先生わかりました。『上質紙に比べてケント紙のほうが紙質がツルツルしていて、インクのにじみも少ない』って書いてありました」 「なるほどね!紙に書く場合は、インクのにじみも考えて紙選びをしないといけないのね」 二人で紙の前で頷いたりする怪しい買い物客 今は、漫画家さんもデジタル化で板タブやら液タブを使って書いているらしい 「あ、うみ先生!!原稿用紙ありますよ~」 「あら、本当。なんだか懐かしい気分になるわ~」 「原稿用紙にしてみますか?」 「え~私は無理かも~パソコンの方がもう楽で…みおさんは?」 「原稿用紙は、敷居が高いです…私普通のノート下書きしてタブレット…もしくはスマホから書いてますもん」 「ま、お互いやり方色々ありますから好きな手法で…」 「ですよね~」 うみ先生とゆっくり紙コーナーを回る
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