ラン・ラン・ランチ

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ラン・ラン・ランチ

「う、うみ先生…お腹空きました」 うみ先生に涙の訴え うみ先生笑いながら 「何か食べたいものある?」 「いえ、新宿なんてさっぱりなので…」 「じゃあ、私が学生時代によく行ったお店でいい?」 「はい!勿論です。え~何料理だろう?私、昔、友人にロシア料理に連れて行ってもらいましたよ」 「あら、奇遇。今から行く所ロシア料理よ」 「へー。なんだったかな~つぼ焼き何とかっての美味しかったですよ」 「ん!?」 「ん?」 「もしかして…」 「はい?」 「あ、ここよ」 「あ、ここ…」 そう、うみ先生の学生時代通ったお店と 私が連れて来てもらったお店が 同じお店 ロシア料理「シスリーヴイ」 「シスリーヴイ?」 「ロシア語で幸せって意味なんですって」 「へー、なんかうみ先生に似合いますね。いや、うみ先生の回りの人達も…ですね」 「そう?その中にみおさん…」 「勿論入ってます!」 メニューをもらって見てるが 何が何やらでわからない 「決まった?」 「いえ、もう、何か何やらで…うみ先生は決まりました?」 「私は学生時代食べてた懐かしいランチセットにしようかと」 「あ、じゃあ、私も。えっとうみ先生スペシャルでお願いします」 「え?うみ先生スペシャル!?」 「はい、昔から『餅は餅屋に』って言うじゃありませんか。私、一度しか来てないので元常連さんにのっただけです」 鼻息荒く言ってみた うみ先生は、笑いをこらえるのが必死だったみたい 無事注文を終え料理が来るのを待つ ━あとがき━ おはようございます みおです 今回「ロシア料理店」書きました 本当はこんな世界情勢なので 書くのためらいましたが 料理に罪は無いと信じて ロシア料理店書きました リアルっぽいけど リアルじゃないお話の世界なので 許してください 世界中の皆が幸せになれますように
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