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「…って感じで翠さん様子おかしくて」 うみ先生に話をした 「え?レストルーム一緒に見てた時、楽しそうだったんだけどな?」 うみ先生は首を傾げる 「その後、何かあったのかな?急に『スンです』にならないわよね」 「その後…ですか?うみ先生、その『キュンです』みたいな言い方はちょっと…」 「ウフフ、失礼。 そう、レストルームから流達が喋ってた間…何も無いわよね、目と鼻の先なんだし… あっ、みおさん、まさか、流にベタベタ触ってなかった?」 疑惑の目を向けて来た 「まさか!色々知ってる私が何故体を触らなきゃならないのですか!!」 私、そんなに怖いもの知らずじゃないです!! 「そうよね…あと、あり得るのは…会話の内容…何喋ってたのかしら?」 「あ~あのホクロの事で鼻血出したって話をしたら、邪念が多いから滝行しろと言われて真冬にするのが邪念が取り払われる、その後の風呂が気持ちいいって感じだったかな?」 「……みおさん、まさかと思うけどその滝行って言葉ちゃんとずっと言ってた? 滝行って言葉言わずに 『その後の』とか『した後気持ちがいい』とか言ってない?」 「言ってる…かも…」 「あ~翠、勘違いしてるかも~」 うみ先生は、ガクッと崩れた 「勘違い…ですか?」 ちょっと意味わからんって顔をしたんだと思う 「翠、素直だから言葉通りに受ける事あるから流とみおさんで『やった後』とか『気持ちがいい』とか会話してたら流とみおさんが一緒にナニしようとしている会話って勘違いしていると思うわ」 うみ先生は、丁寧に説明してくれる 「えっっっっ!?はい?何かワケわからない謎理論が降って来ましたけど… この状況からするとあり得そうな気がしてきました」 「ん、流追いかけたわよね。流に任せましょう。え~っと私達は、暫しご歓談を…って事で♪」 うみ先生楽しげだな~ いや~参った まさかの滝行の話から 何故か私達がナニをする話になってる 伝言ゲームより恐ろしい 翠さんの想像力 だって中に人、誰も挟んで無いよ!? 翠さんの脳内変換恐ろしいし 何よりあのスン顔 麗しいから表情無くなると氷の騎士みたいで かっこいいけど無茶苦茶怖い… 流さん! どんな形でもいいからまとめて!! そう、もう、私は祈るしか出来ない
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