鏡の国の

1/1
前へ
/257ページ
次へ

鏡の国の

「翠、こっちだ」 翠の腰をつかんで歩きだす 「ちょ、流どこへ…うみさん達待って…」 大きな鏡の前に立つ 「翠、翠は綺麗だ、麗しい。ずっと笑顔のその顔でいて?怒った翠も…可愛いいけどちょっと怖いよ」 「…もしかして僕さっきまで怖かった?」 「うん、俺でも今回ちょっと怯んだ」 「あっ…ごめんね…みおさんにも謝らないと」 俺の腕の中から抜け出そうとするので ガッチリホールドした 「翠、みおなんか後でいいんだよ…俺のご機嫌は取らないの?」 ニヤニヤして翠の顔を見る 「えっ…流のご機嫌!?」 翠は、頬を赤らめた 「そっ、俺のご機嫌」 翠の顔を見つめていたら 翠から軽くキスをされた 「流…ごめんね。疑って…」 翠は本当に可愛いな~って思ったら 俺に火が着いた 「翠、許さない」 口角を上げながら翠の唇に吸い付く 激しく口内を舌でまさぐるように 舌を舐め上げる 翠の口の中の弱い所を舌でかすめると 翠の喘ぎに似た声が漏れる 翠の顔がとろけ出した 「翠、鏡見て?」 バックハグになるように抱え 翠が鏡をみるように仕向ける 「ほら、翠のこの顔。俺が一番好きな顔。俺しか見れないこの顔が好き」 右の耳元で囁きながら耳元にキスをしたり 首元にキスを落としたりしている そして両胸の尖りを人差し指でカリカリすると 翠は身悶え声を我慢する 「翠、我慢するなよ。大丈夫だよ、気持ちいいのか?」 気持ち良いなんて見てわかるのに 翠に言わせたくて意地悪をする
/257ページ

最初のコメントを投稿しよう!

147人が本棚に入れています
本棚に追加